北欧家具とベニヤ板

北欧家具の素材に、プライウッドと言う素材がありますが、これは、薄く削った板を数枚重ね、圧縮する事で、強度を増す、いわゆるベニヤ板の事を指します。

ベニヤ板は、1920年に、北欧家具などの素材として、使われ始めましたが、普及し、一般的に使われ始めたのは、戦後の事になります。

上記にもある様に、ベニヤ板は、プライウッドと言う呼ばれ方もしますが、この呼び方は比較的新しい呼び名であり、1900年代の終わり頃に、北欧家具の流行と共に、定着を初めた様です。

今でも、ベニヤ板と言う呼び方はしますが、北欧家具の様に、高級感を持たせたい物には、プライウッドと言う呼び方の方が多いそうです。

その背景としては、ベニヤ板とは、強度もある素晴らしい素材なのですが、一般的に安っぽく感じてしまう素材のイメージがあるので、業界全体で呼び名を変える風潮が生まれたそうです。

確かに、「この北欧家具の素材はベニヤ板です」と言うよりは、「この北欧家具の素材はプライウッドです」と言った方が、知識の少ない人には高級感を与えそうな感じもあります。

ちなみに、ベニヤ板は、北欧家具の巨匠アルネ・ヤコンブセンの代表作とも言える、セブンチェアや、アントチェアにも使われています。

オーケ・アクセルソン

オーケ・アクセルソンは、北欧のスウェーデンを代表する家具職人の一人で、齢70を超える現在も、デザインだけではなく、自ら加工を行う様な、アグレッシブな人物だと言います。

1932年に、北欧のスウェーデンに生を受け、1947年からはクラフト技術を学び、1953年からは、本格的に北欧家具とインテリアを学びました。

学校を卒業後は、共同経営者と共に事務所を運営し、1967年には、個人事務所も設立したそうです。

アクレルソンの仕事は、公的な物が多く、政府の事務所や図書館の内装などの多くの設計を手掛け、1980年には、スウェーデンの国会議事堂や、宮殿の一部の改装デザインを受け持ったほどで、その活躍の場は、イギリスなどにも及び、国内に留まりません。

北欧モダンを保つ家具は大変評価が高く、数々の賞も受賞し、ストックホルムの市内には、オーケ・アクセルソンデザインの北欧家具だけを取り扱う、ギャラリー・ストレーセンを所有するなど、まさに現代のスウェーデンを代表する、北欧家具職人であります。