北欧家具とナナ・ディッツエル

ナナ・ディッツエルとは、北欧を代表する、女性の北欧家具職人であり、女性ならではのやわらかなシルエットをした家具が特徴ですが、実は、北欧地区では、女性の建築家や、北欧家具職人も多く活躍しているのです。

この、ナナ・ディッツエルは、1923年に、デンマークのコペンハーゲンで生まれ、1942年に、リチャードスクールに入学し、卒業後は、デンマーク王立美術学院で北欧家具デザインを学びました。

そして、デンマーク王立美術学院卒業後は、夫である、ヨルデン・ディッツエルと共に、会社を設立して、夫婦役割分担しながら、北欧家具を作り上げていきました。

そうして、作り上げられたのが、1957年完成の、ハンギングチェアですが、この椅子は、木や柱に括り付けて座る斬新なデザインをしており、女性的な目線から生まれた発想でもあり、この作品は、いくつもの賞を取るなどして、ディッツエル夫妻の名前を広めた椅子でもあります。

しかし、夫ヨルデンの死去により、夫婦での共同作成はなくなってしまいましたが、1968年には再婚しロンドンに拠点を移すも、再婚相手のクルトも死去してしまい、1986年にコペンハーゲンに拠点を戻しました。

その後、ナナ・ディッツエルの代名詞とも言える、二人用ベンチや、トリニダートを発表し、晩年になっても活躍を続けています。

ちなみに、初めの夫、ヨルデンとの共同作業はナナが木工を、ヨルデンは布張りと、それぞれの得意分野で役割分担していたそうです。

北欧家具の文化を感じる事が出来る家具がきっと見つかります。

アンティ・ヌルメスニエミ

アンティ・ヌルメスニエミは、1927年に、北欧フィンランド王国のハーメリンナに生を受けました。

1950年には、ユニバーシティオブインダストリアルアートと言う学校を卒業し、何人かの有名デザイナーの元で修業をした後に、1956年、ヘルシンキの街に、会社を設立しました。

アンティ・ヌルメスニエミは、媒体を選ばず、北欧家具に、日用品に、工業品などのデザインがある物には、なんでもデザインすると言う主義を掲げており、ホテルのサウナ専用の椅子、サウナスツールや、日用品のポットに、地下鉄のデザインまで、有言実行とばかり、何にでもデザインを施しています。

その活動は、日本にもおよび、工業デザインの指導をしたり、富士通からは、アンティ・ヌルメスニエミデザインの受話器も出しているほどですが、残念ながら、2003年には逝去されました。

夫人はファッションデザイナーであり、共同で出した作品は、グランプリを受賞した事もあります。